会長挨拶

 宮崎大学農学部同窓会の正会員ならびに準会員の学生・院生の皆さん、その後もお変わりなく、お元気でお過ごしのことと思います。
 2017(平成29)年5月20日に開かれた平成29年度宮崎大学農学部同窓会通常役員総会には、東京、大阪をはじめとする県外15支部、県内8支部の支部長ならびに評議員各位、多数のご出席を得て、新旧年度収支の決算ならびに予算等をお認めいただきました。各地域支部の同窓会意識の高まりと結集への兆しを感じ取ることができ、大変、嬉しく思いました。地域支部の充実に向けて、地道ではあっても着実な活動をお進めいただくよう、引き続き、お願いする次第です。
 もう一方の柱である現役学生支援のための学部協力についても、①奨学寄付金、②学科支援金、③卒業生歓送会(学生顕彰事業表彰)、④新入生歓迎会、⑤同窓会会報配布、等々の支援事業を進めて参ります。
 同窓会は、文字通り「同窓生が自主的に結びついた自律の精神」に基礎を置いて成り立っていることは自明なことであります。理論、理屈、さらには主義ではなく、「会員相互の親睦」を基本理念に、自主的に団結し調和していくために、まずは、各地の「支部総会」にご参加いただくことを切にお願い申し上げます。
 それから、例年は本学のホームカミングデイのあとに行っております同窓会主催の懇親会(講演会)は、本年は別日程で9月30日(土)17時半から市内で開催することになっております。また、事務局においては、この数年、貴重な思い出写真の整理等に力を入れ、いわば内部支援力の強化に務めておりますが、その成果の一端をHPで順次、ご披露しております。ひょっとすると若い頃のあなたに会えるかもしれません。
 では、同窓生の皆様におかれては、ますます、健康第一に仕事にお励み、あるいは余生を余力を持ってお楽しみいただくことを祈念しつつ、通常役員総会終了のご報告を兼ねて、ホームページでの会長挨拶を申し上げました。

事務局附記:宮崎大学名誉教授・元宮崎大学農学部長(2003.10~2007.9)
同窓会会長(2013.5~)


農学部長挨拶
農学部長 川村 修

 一昨年10月より学部長を仰せつかり、本同窓会誌に新年の挨拶を寄稿し、新たな気持ちで出発したのが昨日のごとくに思われ、あまりの時の移ろいの早さに、時として池塘春草の夢のごとき思いにかられます。
 さて、昨年来より第3期中期目標期間が始まり、大学本来の責務である教育研究のみならず、地の利を活かした地域活性化の中核拠点としての役割(ミッション)が重要視されるようになりました。農学部は、これまでの長い歴史が示すように、農林水産業の盛んなこの宮崎県や九州圏及び全国に対し、多くの農学分野の中核人材を育成し輩出するとともに、昨年は農学の研究を通して多くの技術を提供してきました。このような農学部の役割をさらに発展させるために、宮崎県との連携推進会議を開催し、それぞれにニーズやシーズのマッチングを図ることにより、具体的な共同研究の推進を行うこととしました。また、県側より農学部の教育への参画をしていただくことになり、研究面ばかりではなく、教育面での連携がより密なものになってきました。さらに、農学部は、五ヶ瀬町及び西都市との連携協定に加え、小林市と新たに連携協定を結び、畜産分野での地域活性化を目指して共同研究を開始しました。農学部の運営面では、農学部附属フィールド科学教育研究センター(木花農場、住吉牧場、田野演習林、延岡水産実験所)が、平成28年度より収入連動制に移行し(動物病院は以前から収入連動制)、フィールドでの作物や畜産物などの売り上げが次年度の予算に反映されることとなり、増収によるフィールドセンターの運営の円滑化と活性化が期待されます。また、教育面では、平成28年度から始まった外国人対象のグローバル人材育成学部教育プログラムにタイ国から7名の優秀な学生が入学し、4月から7月までの間に日本語や英語及び一部の専門基礎教育科目を履修し、8月から2年間タイのカセサート大学に留学中です。3年生になって宮崎に帰ってきたのち、英語での専門教育科目や卒論を履修することになっています。この教育プログラムのほかに、農学部は「グローバルキャンパスin農学部」の一貫として、アフガニスタン、アフリカ諸国、大西洋諸島などから現在約40名の学部・研究科の学生を受け入れ、さくらサイエンスなどの事業で一時的に農学部を訪れる外国人学生は40名を超えています。日本人学生は、約40名が海外へ「トビタテJAPAN」などの制度を利用した留学や一時的な研修に出かけていますが、今後、日本人学生の海外での留学や研修をさらに増やしていく必要があります。農学部同窓会には海外交流活動に関してご理解とご支援をいただいて降りますことに、この場を借りて心より感謝申し上げます。研究面では、井口純准教授(畜産草地科学科)が黒屋奨学賞(日本細菌学会)、増田順一郎准教授(植物生産環境科学科)が園芸学会奨励賞、平田令子講師(森林緑地環境科学科)が日本森林学会奨励賞、藤掛一郎教授(森林緑地環境科学科)が森林経済学会賞、酒井正博教授(応用生物科学科)がマリンバイオテクノロジー学会を授賞するなど活発な研究活動が展開されています。また、大野和朗教授の天敵を利用した病害防除に関して「ひらけ!進路・新路・針路 天敵パワーで減農薬」と題して朝日新聞全国版で紹介され、注目を浴びました。さらに、大学の教育研究基盤経費が半減され、外部の競争的資金を求めて、多くの先生が日夜予算申請に注力している中、明石良教授(畜産草地科学科)が科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)の「環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出」に、西野光一郎准教授(獣医学科)が日本医療研究開発機構(AMED)の「再生医療実現拠点ネットワークプログラム(幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラム)」に採用されるなど、獲得が非常に困難な競争的大型研究プロジェクトを活用した研究展開が期待されるところです。このような農学部の教育研究活動は、農学部ホームページ上で一般の方にもわかりやすく紹介する「のうがく図鑑」として順次掲載していきますのでご期待ください。
 最後になりましたが、宮崎大学同窓会からの多くのご支援に感謝しつつ、今後もご指導・ご鞭撻をいただきますようお願いし、また、みなさまのますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

事務局附記:2003年4月から宮崎大学農学部教授 2015年10月から農学部長


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